Michelle's Diary

考えたことを徒然と書きます。ヨガ中心

Pranayama 呼吸法についてざっくり説明します。

 

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こんにちは!みしぇるです。

今回はヨガの呼吸法についてざっくり解説します。

深くゆっくり呼吸するだけじゃないの?って私は思ってました。が、もっともっと深い深いものでした。

ヨガにおける呼吸の位置づけ

パタンジャリ著作のヨガ・スートラによると、ヨガの八肢則の4番目にPranayama(呼吸法)が記されており、ヨガにおいて重要な役割があります。

サンスクリット語で、

Pranaは生命力

a yaamは拡大

Pranayamaは生命力の拡大、つまり、私たちの身体に潜在的に宿っているエネルギーを呼び起こし、拡大させること、と定義できます。

種類

いろいろあるため、抜粋して書きます。

Anulom Vilom

あぐらで座ります。片方の鼻で息を吸い、もう片方の鼻から息を吐きます。このとき、右手で右鼻を親指で、左鼻を薬指で抑えます。次は先ほど息を吐いた鼻から息を吸い、先ほど息を吸った鼻から息を吐きます。これをワンセットとして、10~30回程度行います。

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鼻を抑えるときの手の形

左手は親指と人差し指の先をくっつけ、ほかの指は伸ばした状態で、膝の上に置きます。(gyaan mudra)

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gyaan mudra

Nadi Shodan

Anulom Vilomでは連続して息を吸っていましたが、Nadi Shodanでは息を吸ったあとに、しばらく息を止めます。目安は息を吸った時間と同等の時間。

吸う:止める:吐く

1 : 1 :2

のようなイメージです。ほかにも1:2:2、1:3:2、1:4:2、1:4:2:1などあるようですが、まずは1:1:2から挑戦すると良いでしょう。

Kapalbhati

kapal= skul, bhati = shining つまり、頭蓋骨が光る!→頭がすっきりする、という意味らしいです笑 

あぐらで座り、深呼吸を2回ほどし、息を完全に吐ききります。そして鼻から息を勢いよく吐き、そのときに下腹部も引っ込めます。息を吸うときは自然に行います。手はgyaan mudraで膝の上に置きます。これを20回~120回程度繰り返します。

Ujjayi

鼻から深呼吸します。このとき、のどの奥で「シュー」という音を出します。寝て得るときの呼吸音に似ています。

アシュタンガヨガでは、常にウジャイ呼吸をしながら動く必要があります。

Bhramari

アグラで座ります。親指で耳をふさぎ、人差し指で額に置き、中指と薬指で目をふさぎ、小指は鼻の下に置きます。息を鼻から吸い、「ん~~~」(英語でいうと"m~~~")と言いながら息を吐きます。このM音はのどから出し、頭の中に音が響くことを感じましょう。20回程度繰り返します。

効果

それぞれの呼吸法ごとに効果は違うのですが、だいたい以下のような感じ。

  • 心身がリラックスする
  • 心をコントロールする
  • 身体機能を回復・強化する(特に喉、肺、心臓)

 

このpranayamaができるようにならないと、ヨガができるようになったとは言えない!というのも、ヨガ八肢則の1つだからです。詳しくは過去日記をご参照ください。呼吸法を制してようやく瞑想の準備に入れるようになります。ちなみに、マスターするには、1日に4回(早朝・朝・夕方・夜)やって数か月~数年かかるそうです。

道のりは長いですね。。。が、焦らずじっくりやるのが肝要です。

ではまたー。